Covid-19感染症の感染対策として、病院実習を最小限にした看護学実習の再構築と、それに伴い、臨地により近い学びを得るためのオンライン授業の工夫を石川県内の看護教員で共有することを目的に2回シリーズで研修を実施しました。
?第1回 オンラインで行う多重課題SR学習モデルの紹介(10/10(土)10:30~12:00)
?第2回 実習内容?方法の構築の紹介と意見交換(10/24(土)10:30~12:00)
第1回は、参加者の看護教員にオンラインによるシミュレーション-リフレクション学習モデルを実際に体験して頂いた。その上で一人称によるシミュレーション動画とその体験をリフレクションすることが学生にどのような学習効果をもたらすのかを意見交換した。一人称が臨床現場でまさしく行っているリアリティさがあるなどの意見を頂いた。実習の代替え方法として活用可能かも、看護教員と話し合った。
第2回は、病院実習を最小限、もしくは断念しなければならなかった中で、学生が実習目標を達成するために、オンラインで看護師および在宅療養者と対話する実習方法を取り入れた。特に、基礎看護学実習では受け持ち患者を在宅療養者にし、看護過程の展開を行った。参加者からは「基礎看護実習で在宅療養者を受け持ちにする発想はなかった」との意見があった。地域包括ケアの推進、超高齢社会の中で在宅療養者の健康を維持していくための支援をすることも看護師に役割であると考える。改正カリキュラムに向けて参考になれば幸いです。
2回にわたり参加して頂いた看護教員の皆様、これからも社会のニーズに即した看護の質向上のために看護教育をともに考えていきましょう。ご参加頂き心から感謝いたします。
企画?運営:石川倫子、寺井梨恵子、田村幸恵、瀬戸清華、三輪早苗(基礎看護学講座)
池田富三香(澳门金沙城中心センター)
研修の様子