令和6年度 看護教員現任研修を開催しました(8月10日)

2024/08/29

ともに支えあおう!学生?教員による震災支援

 令和6年度の石川県看護教員現任研修では、石川県内の看護教員の皆さんのご意見を伺い、第1回(7月6日(土)10:00~12:30に開催)、第2回(8/10(土)9:30~13:00に開催)は1月1日に発災した能登半島地震に関連した研修を企画しました。

 第2回は、「ともに支えあおう!学生?教員による震災支援」と題して、石川県立看護大学大講義室で開催し、50名近くの看護教員等が参加いたしました。

 第1部は学生による震災支援の報告で、石川県立看護大学の高 幸紀心さん、金沢大学理工学域地球社会基盤学類の西村 省吾さんからは、ボランティアサークルでの活躍を報告して頂きました。被災者の思い出をよみがえらす写真洗浄、能登半島への心理的距離を遠ざけないために能登半島の魅力を発信するという言葉が印象的でした。国立病院機構 金沢医療センター附属金沢看護学校 越後 芽育さんからは、「生きていることが奇跡かもしれない。」と涙ながらに発災当初の避難所で看護学生としての活動を報告して頂きました。石川県立田鶴浜高等学校 三野赳愛さん、中田愛悠さんからは、被災地でありながらも奥能登地区への被災地支援を報告して頂きました。学生の力が被災地の活力になっていると実感しました。

 第2部は教員による震災支援の報告で、金城大学准教授 金谷先生、石川県立看護大学 教授 米澤先生からは避難所生活をする被災者への健康観察支援を、石川県立看護大学准教授 寺井先生からは、学生の被災地ボランティアへの支援について報告して頂きました。石川県立田鶴浜高等学校校長 赤島先生からは、高校が避難所となり、その避難所のリーダーとして「看護の知恵を結集した避難所づくり」を報告して頂きました。

 看護教員も看護の力を避難所で活かし、その際には若者の力とともに活動することが大切であると実感しました。いつ何時も私たちは「学びを止めない!」、そのために看護師養成所(大学も含)が連携していかなければいけないと強く感じました。
 ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

企画?運営担当者:石川倫子?寺井梨恵子?木田亮平?田村幸恵
石井和美?南條裕子?瀬戸清華?千田明日香
池田富三香