研究者情報 研究シーズ集
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SEEDS | 19研究の内容(大学院向け) 環境因子(おもに化学物質)の脳―神経系あるいは内分泌系への影響の研究。必須微量元素の生態学的意義に関する研究。地域の出生力に関する研究。地域の出生力に関する研究/環境汚染物質の脳神経系?内分泌系への影響/必須微量元素の生態学的意義に関する研究fertility, environmental chemicals, essential trace elementsHideki Imaicontact: imaihide@ishikawa-nu.ac.jpリサーチマップ https://researchmap.jp/read0003765研究分野人類生態学/環境保健学/衛生学/疫学所属学会日本衛生学会/日本健康学会/環境ホルモン学会学歴?経歴三重県に生まれる. 東京大学大学院医学系研究科保健学専攻修了. 国立環境研究所主任研究員, 筑波大学社会医学系助教授, 宮崎大学医学部准教授, 東京医療保健大学東が丘看護学部教授を経て現職. 論文Imai, H., Nishimura, T. Sadamatsu, M. Liu, Y., Kabuto, M. and Kato, N. Type II glucocorticoid receptors are involved in neuronal death and astrocyte activation induced by trimethyltin in the rat hippocampus. Exp. Neurol. 171, 22- 28, 2001.書籍等出版物コンパクト公衆衛生学第7版(朝倉書店), 2023年講演?口頭発表等第8回生殖?発生毒性学東京セミナー招待講演“環境ホルモンの次世代への影響-特に脳神経系に注目して-”, 2017年5月競争的資金等の研究課題海馬機能障害に対する食品由来栄養素の保護作用に関する研究(日本学術振興会科学研究費補助金萌芽, 2008-2010年)社会貢献活動●羽咋市国民健康保険運営協議会委員(2021年度?)●羽咋市情報公開及び個人情報保護審査委員会委員(2020年度?)●羽咋市広域圏事務組合情報公開及び個人情報保護審査委員会委員(2020年度?)●環境省化学物質の内分泌かく乱作用に関連する報告の信頼性評価作業班班員(2003年度?)化学物質の複合曝露による健康影響の新しい評価方法とその課題研究の概要 人間の健康と生存には、持って生まれた遺伝要因と私たちを取り巻く環境要因の両方が重要な役割を担う。20世紀おわりから遺伝情報と健康の関連についての研究が爆発的に進展した。一方環境要因の健康影響に関する研究がまだ発展途上にあり、Wild はそれをシオマネキの爪に例えた(下図)。つまり大きな爪が遺伝要因に関する研究で、小さな爪が環境要因に関する研究ということになる。近年疫学分野において健康影響をエンドポイントとした化学物質への複合暴露を評価する統計解析手法がいくつか新たに導入されている。これらの手法を応用し、複数の化学物質がヒト集団の健康および出生状況に与える影響を解明していきたい。今井 秀樹 教授

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