研究者情報 研究シーズ集
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64 | SEEDS研究の内容(大学院向け)幸福寿命を延伸するロボティックチェアの開発ウェルビーイング/ロボティックチェア/看護理工学理学療法学/低周波振動Daijiro Habacontact: haba-d@ishikawa-nu.ac.jpリサーチマップ https://researchmap.jp/haba1021看護師に限らず、理学療法士やそのほか様々な分野のメンバーで研究に取り組んでいます。既存の概念にとらわれず、なにか新しいことをやってみたいという方と一緒に研究ができればと思っています。メッセージ図1. 日中車椅子に移乗するがウェルビーイングの実現には至っていない(一般社団法人オーディナリーライフ提供)図2. トータルで生活を支援し、高齢の療養者が在宅で最期まで尊厳をもって自立できるロボティックチェアの開発研究分野看護理工学/創傷看護学/理学療法学所属学会日本理学療法士協会/日本物理療法学会/看護理工学会/日本創傷?オストミー?失禁管理学会/日本褥瘡学会/日本創傷治癒学会学歴?経歴2015年神戸大学医学部保健学科理学療法学専攻 卒業2023年東京大学大学院医学系研究科健康科学?看護学専攻 創傷看護学分野博士課程修了 博士(保健学)2023年東京大学大学院医学系研究科附属グローバルナーシングリサーチセンター 特任研究員2024年石川県立看護大学共同研究講座ウェルビーイング看護学 共同研究講座講師受賞2022年第52回日本創傷治癒学会 研究奨励賞2022年日本基礎理学療法学会第6回若手研究者ネットワークシンポジウム データ解析賞2022年第31回日本創傷?オストミー?失禁管理学会学術集会 優秀演題賞 英語セッション論文●Efficacy of wearable vibration dressings on full-thickness wound healing in a hyperglycemic rat model. Wound Repair and Regen. 2023;31:816-826.●Local low-frequency vibration accelerates healing of full-thickness wounds in a hyperglycemic rat model. Journal of Diabetes Investigation. 2023;14:1356-1367.講演?口頭発表等●Development of an intelligent vibrational dressing to promote healing of diabetic foot ulcers. The Wound Meeting 2024 Seoul (2024.3.22)●高血糖ラットモデル全層欠損創への局所低周波振動刺激による細胞老化抑制効果の検証. 第53回日本創傷治癒学会(2023.11.21)競争的資金等の研究課題●科研費, 研究活動スタート支援, 令和5?6年度, 局所低周波振動刺激による難治性創傷での老化細胞除去促進メカニズムの解明●科研費, 特別研究員奨励費, 令和2?4年度, 糖尿病足潰瘍の治癒を促進するインテリジェントバイブレーションドレッシング材の開発看護理工学と理学療法学を融合し、幸福寿命の延伸を目指したロボティックチェアの開発研究の概要 在宅で療養する高齢者は日中車椅子に移乗して寝たきりを予防していますが、本来は「移動手段」の車椅子であるため長時間の座位は姿勢を崩して嚥下が困難になり、さらに褥瘡や下腿浮腫を引き起こすといった問題があります。本共同研究講座ではこの「移動手段」の車椅子を食事や排泄、褥瘡や浮腫予防などトータルで生活を支援する「生活の場に適した」車椅子に進化させることで、在宅療養者の幸福寿命の延伸を目指します。幅 大二郎 共同研究講座講師

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