研究者情報 研究シーズ集
68/86

看護学は、毎日進化しています。これからの少子超高齢社会で対象となる方々のキーパーソンです。人生100歳に向けて、個々が自分で生きる術をつくります。病院で、在宅で、施設で、どこで暮らしても幸福寿命が達せられるように、無いなら創るを基本に、他分野(理工)の先生方や企業とともに「歳をとるのも悪くないな」という社会にすることが夢です。東京2020パラリンピックで銀メダルをとった車いすバスケットチームの褥瘡予防ケアを東大時に一任されていました。「地域を基盤とした参加型研究によるコミュニティ?エンパワメントの構築は、高齢者の健康を維持?増進させる」という仮説検証型の研究を行っている。研究者と高齢者が協働して地域健康づくりを作り上げる介入プロセスを、トライアンギュレーション法を用いて質的に分析する。併せて、介入に伴う高齢者の体組成および体力の変化を対照群のそれと比較する。量的?質的分析により、コミュニティ?エンパワメントの構築が高齢者の健康を維持?増進させる根拠を明らかにする。私たちは、コロナ禍での遠隔授業の経験から、学生を能動的な学習へ動機づける教師―学生間、または学生同士のコミュニケーションの重要性を見出している。そのため、授業では自明の答えのない問題について、学生自身がみずから答えを模索する「探究学習」を推進している。学生は、「問いを立てる?しらべる?読む?集めた情報を分析する?議論する?論理を組み立てる?書く?発表する」一連の学問の思考様式を体験する。併せて、言葉により人間関係をつくり、自分の意思を伝え、他者の意思を理解することを学ぶ。個人の自由な意志決定は、生命倫理学の自律尊重原則にも見られるように現代社会においてますます重視されるようになってきた一方で、自由な選択を迫られる場面が増えるとともに自由であることが必ずしも幸福であると感じられなくなってきた。本研究では、日本を代表する哲学者、西田幾多郎の独創的な自由論を手がかりに自由とはなにかを問い直すことで、現代社会に於ける自由をめぐる諸問題を考えるために新たな視点を提供する。本シーズは、1:AIや機械学習をよく知りたい方、2:業務に導入しようとしている企業、3:それらを用いた事業を展開している企業に対するコンサルテーションや研修会での講師を行うサービスである。本シーズは、以下のテーマについて企業や団体に対する講義や研修を行うサービスである。1:ストレス社会におけるストレスをコントロールする方法や考え方、2:対人関係の理論と日常の社会で応用できる交流分析、3:第一印象の形成を含めたコミュニケーションスキルなどの理論と実践心拍変動は自律神経活動の指標として様々な領域で活用されています。特に近年では実験室的な研究だけではなく実際の生活環境での研究や一般向けの健康づくりなどにおける活用も進んでいます。この心拍変動測定に関する基礎的な研究に加え 1、2)この測定を用いた自然環境,森林環境が与える治療的効果の研究 3、4)も行ってきました。また体幹の加速度測定による歩行動作解析 5)の研究も進めています。侵襲なく歩行機能が測定できることから特に近年注目されている技術です。66 | SEEDS研究テーマ歳をとるのも悪くないなと思える研究テーマ研究テーマ研究テーマ研究テーマ研究テーマ研究テーマ看護技術に必要なシステムやものづくり身体活動を促進する行動科学および社会的支援アプローチの効果看護学生を能動的な学習へ導く双方向型授業の構築西田幾多郎における自由概念の研究AI?機械学習を活用したデータ駆動型な探索的問題解決シーズの創出ストレス?マネージメント、対人関係論、コミュニケーションスキルなどについての心理学的コンサルテーション? 心拍変動(Heart Rate Variability)測定 およびその解析技術?体幹加速度分析による歩行動作解析 真田 弘美 [P.08]研究キーワード 看護のものづくり/DX/傷(キズ)垣花 渉 [P.09]研究キーワード 運動/コミュニティ?エンパワメント/アクションリサーチ垣花 渉 [P.09] 石川 倫子 [P.20] 瀬戸 清華 [P.26]研究キーワード 探究/双方向型授業/コミュニケーション中嶋 優太 [P.10]研究キーワード 西田幾多郎/自由/自律/人格/新資料/翻刻/徳倫理松田 幸久 [P.11]研究キーワード AI/機械学習/データ駆動型/コンサルテーション松田 幸久 [P.11]研究キーワード ストレス?マネージメント/交流分析/第一印象小林 宏光 [P.12]研究キーワード 心拍変動/自律神経/歩行/森林浴

元のページ  ../index.html#68

このブックを見る