研究者情報 研究シーズ集
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医療的ニーズをもちながらも在宅で療養する高齢者が寝たきりや座りきりの問題を回避しながら安全で快適な生活を送るためにはセンサ技術?ICTを活用したモニタリングや異常を早期発見するAIなどによる新しいホームケアシステムの確立が欠かせません。 そこで共同研究講座ウェルビーイング看護学では、産学連携により在宅療養者の幸福寿命延伸、ウェルビーイングを実現するための医療機器?福祉用具の開発と実装を行っています。在宅で療養する高齢者は日中車椅子に移乗して寝たきりを予防していますが、本来は「移動手段」の車椅子であるため長時間の座位は姿勢を崩して嚥下が困難になり、さらに褥瘡や下腿浮腫を引き起こすといった問題があります。本共同研究講座ではこの「移動手段」の車椅子を食事や排泄、褥瘡や浮腫予防などトータルで生活を支援する「生活の場に適した」車椅子に進化させることで、在宅療養者の幸福寿命の延伸を目指します。76 | SEEDS研究テーマ研究テーマセンサ技術?ICTを活用したモニタリングやAIによる新たなロボティックホームケアの確立看護理工学と理学療法学を融合し、幸福寿命の延伸を目指したロボティックチェアの開発松本 勝 [P.63]研究キーワード ロボティックチェア/ウェルビーイング/シーティング 幅 大二郎 [P.64]研究キーワード ウェルビーイング/ロボティックチェア/看護理工学 遠隔支援/超音波検査(エコー)理学療法学/低周波振動

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